T8 キーボード型コントローラー
キーボード型コントローラー T8
安全にお使いいただくためにビルドガイド的なものを。
コントローラー構成
基板x1
アクリル板x4
キースイッチ:Kailh Choc V1 RedPro x16 または無し
(6/8 24→16に変更になりました)
RedProは軽めのスイッチで格ゲーなどに最適
キーキャップ:Chocfox または無し
マイコンボード:Raspberry Pi Pico または 互換機
M2ねじ4mm x20
M2スペーサー5mm x10
6/8 追加
キー穴カバー x8
USBスペーサー
組み立て方法
コントローラーはアクリル板4枚と基板1枚の計5枚をサンドした形となっています。
分解などのために簡単に組み立て方法を書いておきます。
カットされていないねじ穴のみの板が底板です。
こちらにスペーサーをねじ止めします。
この形の板が下2です。底板の上に設置します。
その上に基板が乗ります。
キー穴と切り欠きがあるのが基板の上になるミドルプレートです。
この板と基板を合わせた状態でキースイッチを取り付けていきます。
キーのグラつきやプレイ中に外れてしまうなどの防止になる板ですが、
安定性と引き換えに脱着性があまり良くないです。
画像のようにキー装着の際に爪が引っかかってしまいます。
無理に押し込むと爪がめくれる可能性がありますので、キーを抑えながら定規の先などで爪を一つずつ押し込むと安全に装着できます。
キー穴のみの板が天板となります。
きーを全て設置出来たら天板を乗せ、ねじ止めして完成です。
ねじを締めすぎるとアクリルが割れる可能性がありますので、あまり強く締めすぎないようにしてください。
キー取り外し
安定性と引き換えにキーの取り外しも多少しにくくなっています。
普通に引っ張っても抜けないと思いますので、基板の裏からキーの軸(赤いの)を定規の腹などで押し頭を浮かせます。
頭が少し浮いた状態
この状態でキー外し器または素手で左右にゆっくり揺さぶるようにして外してください。
上下など摘まんだ状態で一気に引き抜くと、抜けた勢いで指に差込ピンがぶっ刺さります。
何度も経験しています。絶対やります。
ケガをしないよう注意して下さい、お願いします。
キー外し器
talpkeyboardさんで300円で買いました。
組み立て、取り外しについては以上です。
安全にお願いします。
LEDは搭載していません。
ファームウェア
ファームウェアはGP2040-CEをインストールしています。
応答速度全1レベルのファームウェアです。
GP2040-CE is compatible with PC, PS3 and PS4, Nintendo Switch, Steam Deck, MiSTer and Android.
と言うことでPC以外でも使えるらしいです。
自分では試していないので自己責任にてお試しください。
機能が多すぎて全て把握できていませんので、PCでの利用に限った説明をします。
PC利用の場合は基本的にXinput(デフォルト)を使うことになると思います。
これですね。
基本はABXY、LBRB、LTRT、スタートバック、LSRS、Guide(所謂XBOXボタン、PCで使うとXBOX Game Barが開きます)
コントローラーには24キーあるので自由に設定して頂ければと思います。
初期設定はこちらで最低限のボタン構成で設定してあります。
6/8 初期配置が変更になりました。
新版はこちらです。
以下、旧版を元にした説明です。
移動がASDWとアケコン8ボタン、スト6対応追加3ボタン親指。
親指にインパクトを置けるスタイルとなっています。
キーは自由に変更可能ですので自分がやりやすい位置に配置してください。
キー設定方法
スタートボタンを押しながらUSBをつなぐ
という方法でキーの配置変更が出来るようになります。
XBOXコントローラーの代わりにこのデバイスが表示されていれば成功です。
この状態でブラウザから
http://192.168.7.1/ へアクセスします。
こちらがGP2040のコンフィグパネルとなっています。
こんな感じ。
まずはインプットモードやSOCD設定、デフォルトでXinput、D-pad、上下N左右Nとなっています。
ホットキーはとりあえず置いておきます。
次に上メニューのConfigからPin Mapping(キー配置)ですが、その前に他の要らない機能を切っておきます。
他の機能がキー配置に干渉すると起動しなくなるので必ず確認してください。
キーボードマッピングはどうでもいいです。
次LED
このコントローラーはLED非搭載なので必ずDataPinを-1(不使用)になっているのを確認してください。
他はどうでもいいです。
次にDisplay Configuration
これはコントローラーに小さい液晶が付いてるやつ向けの機能ですね。非搭載です。
これも他に干渉するとダメなのでDisable、-1,-1
I2CBlockってやつが干渉しやすいので、ここにエラーが出ていたらプルダウンからエラーが出ない方を選ぶでOK。
変更後はSave、変更していなければ次へ
Add-onとバックアップは特に変更されていないのでスルー
でやっとPin Mappingへ
このコントローラーの初期設定はこちらです。
各キーの配置を変更する場合は対応するピンの番号を変えます。
B1B2B3B4はそれぞれABXY、S1がバックS2がスタート、A1A2はホームキャプチャ
このコントローラーの各キーの対応ピンはこちら
GP数字がPin番号です。
例えばスタートを左手親指に持っていきたいならS2を12に変更するといった具合です。
ヒットボックス配置にするなら上を4から12に変更。
ヒトボ配置でも上列が良ければ←↓→を345にといった具合。
ピン番号が他と被るとエラーから起動不可となるので、先のLEDや液晶設定で機能を停止して回ったわけです。
で、変更したらSAVE。
一応LEDや液晶コンフィグでエラーが出ていないことを確認して完了となります。
以上です。
基本的にこれで使えます。
他の機能などは各自GP2040-CEのサイトでご確認ください。
保険としてPicoのリセットファイル
とGP2040-CEのピコ用UF2
をダウンロードしておくことをおススメします。
誤設定などで起動しなくなったときにリセット、入れ直しになる場合があります。
その際に必要になるので保険として。
また入れ直しの際にはマイコンボードのBOOTボタンを押しながらUSB接続と言った動作が必要となります。
また何かあればツイッターまでご一報下さい、よろしくお願いします。